手取川の戦いの解説
手取川の戦いは、1577年(天正五年九月二十三日)に加賀国 手取川で行われた合戦です。大雨に増水した手取川の夜。退く織田の大軍を上杉謙信が追い討つ。「上杉に逢うては織田も手取川」。
- 年
- 1577年(天正五年九月二十三日)
- 場所
- 加賀国 手取川
- 時代
- 戦国・安土桃山
合戦の経過
- 七尾落つ 援軍、間に合わず
天正五年九月。能登七尾城が内応によって上杉の手に落ちた。城を救うべく北上していた織田の大軍は、その報せに進退きわまる。前には軍神・謙信、後ろには増水した手取川があった。
- 撤退 勝家、退きを下知す
総大将柴田勝家は撤退を決断する。だが軍議は割れ、羽柴秀吉はすでに無断で陣を離れていた。乱れた指揮のまま、四万ともいう大軍が暗い手取川の渡しへと殺到していく。
- 夜襲 軍神、夜陰に駆ける
謙信はこの好機を逃さなかった。日が落ちるや上杉勢は一気に南下し、川を渡りかけた織田の後備に襲いかかる。闇と豪雨の中、どこから敵が来るのかも分からぬ混乱が広がった。
- 増水 濁流に呑まれる
折からの大雨で手取川は荒れ狂う濁流と化していた。追われて川へ飛び込んだ鎧武者は、重い具足に足を取られ、次々と押し流されていく。岸は逃げ場を求める兵で埋まった。
- 総崩れ 織田、大敗す
「上杉に逢うては織田も手取川、はねる謙信逃ぐる信長」。後にそう謡われた一方的な敗北。討たれ、溺れた織田方は千を超えたと伝わる。勝家はかろうじて南へ脱した。
- 軍神 上洛、幻に
謙信は「織田など案外に弱い」と書き送り、上洛の野望をいよいよ膨らませた。だが天は時を与えなかった。翌春、遠征の準備のさなか、軍神は春日山城で忽然と世を去る。
登場する武将・部隊
よくある質問
- 手取川の戦いとは何ですか?
- 大雨に増水した手取川の夜。退く織田の大軍を上杉謙信が追い討つ。「上杉に逢うては織田も手取川」。
- 手取川の戦いはいつ・どこで起きましたか?
- 1577年、加賀国 手取川(天正五年九月二十三日)で起きた合戦です。
- 手取川の戦いでは誰が戦いましたか?
- 上杉軍の上杉謙信、織田軍の柴田勝家らが戦いました。
- 手取川の戦いを3Dで見られますか?
- はい。このページで約3分の3D俯瞰演出として無料でご覧いただけます。布陣・軍勢の動き・勝敗の流れを直感的に追えます。